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野生動物保護管理事業

分布を拡大するシカや外来種のアライグマの動向を調査し、生態系への影響を未然に防ぐため、対応策を提唱するとともに、私たち自身も対策に力を注いでいます。

軽井沢のアライグマ

特定外来生物のアライグマは、軽井沢では2001年に目撃が相次ぎました。別荘オーナー不在時に天井裏などに入り込んですみつき、野鳥や小動物を捕食し、生態系に被害を及ぼしています。町として2002年から捕獲を始め、現在までに50頭あまりが捕獲されました。侵入の初期から対策を始めた甲斐があり、急激な増加を食い止めている状態です。それでも根絶には至らず、周辺への分布拡大も進みつつあるため、町からの委託事業として、捕獲および生態系からの排除を継続しています。

浅間山麓のシカ

近年、全国的にニホンジカが増加し、農作物や森林生態系に大きな被害・影響を与えて問題になっています。浅間山でも急増しています。私たちは、3年前から環境省や軽井沢町の委託を受けて調査を行い、現在も自主事業として調査を継続しています。日本の在来種であるシカは生態系の一員ですが、増えすぎた場合には、植物や昆虫、鳥類や他の哺乳類などに影響を与えます。浅間山麓で若い人材が働ける職業としての「野生動物の管理体制」を作りながら、行政と連携し、シカの増加を抑えることにチャレンジしていきます。

広島のクマ

広島県北部の三次市で、セブン−イレブンみどりの基金からの助成金を受け、関係団体と協力して、地域住民によるツキノワグマ出没対策の支援を行っています。具体的には、電気柵などの被害対策の指導、柿の木対策や柿の実の利用促進、地域住民への普及啓発活動などです。
また、三原市からの委託を受け、「鳥獣害対策地域リーダー養成講座」と「有害鳥獣対策マイスター養成講座」の運営を行っています。前者は集落で中心的に被害対策に取り組むリーダーの育成、後者は野生動物に関する総合的な知識を持った狩猟者の育成が目的です。いずれもまだ試行錯誤の段階ですが、参加者にはなかなか好評です。

主な業務実績

浅間鳥獣保護区ニホンジカ生息状況調査(環境省)
軽井沢町アライグマ対策事業委託(長野県北佐久郡軽井沢町)
アライグマ・ハクビシン調査業務委託(長野県農政部) 
アライグマ防除モデル事業(環境省)
三原市有害鳥獣対策講座実施業務委託(広島県三原市)
広島県三次市茂田地区における住民のツキノワグマ対策支援活動(自主事業)
浅間山麓におけるニホンジカ生息調査(自主事業)

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