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環境教育事業

動植物の生きざまと、それが進化してきた背景を楽しみながら実感できるオリジナルプログラムを行っています。それによって、人間以外の生きものの存在意義を伝えようとしています。調査・保護管理の成果を速やかに活かした、生命の尊重や環境保全を考えるプログラムも特徴です。本に書いてあることをただ解説するのではなく、目の前にある実物をしっかり観察し、科学的に理解してもらうことを最も大切にしています。

インタープリター養成プログラム

私たちと理念を共有する人たちが、さらに多くの人々に自然の見方や自然への接し方を正しく伝えてもらうのは望ましいことです。こうした自然ガイドの人材育成のため、全国各地で講師を務めています。伝えたいのは、実物観察の重要性と科学的視点の重要性です。

長野・東京ガスの森での自然体験プログラム

御代田町にある長野・東京ガスの森で行われている「どんぐりスクール」で、首都圏から訪れた家族向けに自然体験プログラムを行っています。
たとえば、森の中を散策しながら、動物たちの生活の痕跡を探すプログラム。ふだん目にすることの難しい哺乳類ですが、残された痕跡からは、その暮らしぶりがありありと思い描かれます。同じ森で継続している調査研究の結果も紹介しながら、生きものたちが互いに密接につながって生きていることを理解・実感できるようめざしています。

「長野・東京ガスの森」ホームページはこちら

子供向けの自然体験プログラム

11歳ぐらいまでに身近な自然に愛着を持っていないと、将来、地球環境の問題を解決しようとするモチベーションは生まれないと言われます。軽井沢では、この地域の代表的な鳥「コムクドリ」が4月に渡ってくるのに先立って、親子で巣箱を作り、木にかけるイベントを行っています。その後、鳥が巣に執着する習性、人を警戒する距離、オスとメスの役割など、実際に観察して感じるプログラムも。夏には川遊びをして、生きものをつかまえたり泳いだりすることで、ふるさとの自然を深く知り、愛着を持ってもらうプログラムを実施しています。

学校向けプログラム

(解剖実習、頭骨標本づくり、自動撮影カメラによる動物調査) 
人との軋轢(あつれき)の中で死んでいった野生動物(タヌキ、キツネ、アメリカミンクなど)の解剖実習や頭骨標本づくりを、地元の高校生を対象に行っています。解剖や標本づくりを通して、野生動物に関心をもってもらい、命とは何か、野生動物との共存はあり得るのかなどを考えてもらっています。簡単には答えられない難しい命題ですが、実物に触れ、自分自身で考える機会を提供していきたいと思っています。>>「あーすわーむ通信」のページも
また野外実習として、自動撮影カメラを利用した動物調査を行い、野生動物の生息状況を学習するプログラムを行っています。

主な業務実績

東京ガスの森どんぐりプロジェクト協力((株)アーバン・コミュニケーションズ)
野生動物ゼミナール実習(ヤマザキ動物看護短期大学)
トムソーヤクラブプログラム提供(軽井沢町教育委員会)
インタープリター養成事業(NPO法人浅間山麓国際自然学校)
軽井沢高校サイエンスパートナーシッププログラム(長野県軽井沢高校)
野生動物頭骨標本作製実習(長野県岩村田高校)
野生動物解剖実習(長野県岩村田高校)

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