
野生動物学が専門です(学位論文はニホンジカの鳴き声の分類と機能)。宮城県の金華山島で名前をつけた野生のシカ600頭の一生を20年間追跡しています。軽井沢で15年間自然ガイドに従事し、現在は麻布大学講師。軽井沢ではシカやカモシカの生態を研究しながら、行政とともに被害防除の仕組みづくりにかかわっています。生き物の観察を通じて自然の仕組みを理解し共感を得るような環境教育の普及やエコツーリズムに取組んでいます。著作は「野生動物への2つの視点」(ちくまプリマー新書 共著)、「動物たちの気になる行動(2)(裳華房 共著)など。
獣医師/ドッグトレーニングインストラクター。長年,家畜診療にたずさわる傍らボランティアで犬のトレーニング指導をおこなってきましたが,2005年に独立開業。家庭犬のしつけ指導や問題行動修正のほか,ベアドッグ,里守り犬(サル・シカ等の対策犬),外来動物探索犬などの育成に関わっています。
自身のHP:http://homepage2.nifty.com/beh-vet/
野生動物保護学、動物生態学が専門です(特に中型の食肉目哺乳類)。学生の時には、タヌキの生態研究を行いました。現在は、おもにアライグマ、ハクビシン、アメリカミンクなどの外来生物の排除対策に携わっています。動物達の「死」に関わる事も多く、時に迷いながら、時に自分を叱咤しながら、野生動物と人との問題に取り組んでいます。野生動物を対象としていますが、実は、野生動物を通して見ているのは、人間の社会であることを痛感しています。長野県希少野生動植物対策委員、長野県生物多様性策定委員、長野県公共事業評価監視委員をつとめています。
(以下、五十音順)
こどものころ、よく遊びに連れて行ってもらった阿蘇で出遭ったタヌキやキツネに魅せられ、現在、野生動物にかかわる仕事に携わっています。これまで、外来種のアライグマ・アメリカミンクの防除対策や、ニホンザルによる被害対策など、野生動物とヒトとの軋轢の問題に関わってきました。好きで足を踏み入れたこの仕事ですが、「素晴らしい自然」というだけでは解決できない数多くの問題に苦悩する毎日です。故郷である熊本で、野生動物とヒトとの仲介人になり、自然と上手くつきあっていける地域をつくることが将来の目標です。
「森林と人間の心の繋がり」をテーマに研究をし、特に「森林内で動く負の感情」について考察をしてきました。心理面では「ユング心理学」をベースに「表現・芸術療法」を学んできました。自身も「池田まさ子」の名で森林をモチーフとしたパステル画を描きます。佐久市「森林セラピー基地」において森林セラピストとしてガイドをしています。現在は、心理面から少し離れ、森林生態学・植物生態学の世界に浸っています。今のキーワードは「遷移」です。
理科教師や自然ガイドを務めながら、クロツグミのさえずりと結婚社会の進化について研究論文をまとめ、理学博士に。現在は、小動物の生息環境と分布や密度との関係が重大関心事で、とにかく実物から入る(まず野外観察に行く)モットーを貫いています。著書に「昆虫少年ヨヒ」(郷土出版社)、「ゆかいな聞き耳ずきん〜クロツグミのさえずりの謎をとく」(福音館書店「たくさんのふしぎ」)、「森の『いろいろ事情がありまして』」(信濃毎日新聞社)、「鳥のおもしろ私生活」(主婦と生活社)、「日本動物大百科4」(平凡社/分担執筆)など。
宮城県金華山島のニホンジカの研究に1989年から携わっています。同時に、軽井沢で森のガイドを15年近く行ってきましたが、現在は(株)生態計画研究所に所属し、山梨県早川町の南アルプス生態邑に赴任しています。そこでは、野生動物や山里文化などのインタープリテーションを行っています。 子供の頃から生き物が好きで、生き物の心が知りたくて、研究とガイドの業界で活動しています。モットーは「思いやりの心と科学の目」です。
一年のうち半分を尾瀬で、もう半分を長野県で過ごしています。尾瀬では、半年間住み込みで仕事をしています。毎年毎日、同じようで違う尾瀬の姿に目が離せない日々です。長野県では、哺乳類の死体から研究用のサンプルを採取したり、分析する仕事をしています。作業の中で見えてくる動物たちの姿は十人十色です。色々な面から自然を見ることで、生き物の生活や生き物同士の関わりを知りたいと思っています。
専門学校生の時から宮城県金華山島や青森県下北半島に通い、ニホンジカやニホンザルを観察する日々を過ごし、個体を見続ける面白さを知りました。現在は、生き物たちの係わり合いに関心を持ちながら、野生生物保護管理(主にニホンジカ、ニホンザル、ツキノワグマ)に携わっています。
(このほかに数名のメンバーがいます)